2020年5月30日 (土)

ミント栽培キット15

植え替えしてぐんぐん伸び、横に広がってもはや写真に収めるのが難しくなったミント

93
これは壁にもたれさせて上に伸びてる風にした偽装写真
(壁から離すとだらーんと横に倒れる)

実は、この写真のミントに、ある事件が起きているのです。

ちょっと近付いてみましょう。

94
おわかりいただけただろうか……
ミントの根元に佇む謎の影……!

95
キノコが生えてる!!!!
前日に見たときには無かったので、一晩にしてこの立派な姿に……。
キノコすごい。
最近わりと雨が多くてジメジメしていたせいでしょうか。

ミントに影響があるのか、やや心配な所はあるものの
面白いので取り除かずそのまま経過観察しようと思ったのですが
昼過ぎに再び見てみたらもうしなしなになって折れていました。
でも右側の奥の方にももう一本生えてました。
こちらもすぐ枯れるか、さらに増えるのか……
一体どうなってしまうんだ!!

まあ、そんな感じで、梅雨の訪れを近くに感じます。
最近は気温も上がってきて、夏の入り口といった感じですね。
(ただ家が湿気だらけなだけなのに風流な〆に成功)

| | コメント (0)

2020年5月24日 (日)

【ひきこもり本】大きな森の小さな家

ひきこもり環境本再読シリーズ第四弾

『大きな森の小さな家』
ローラ・インガルス・ワイルダー

ウィスコンシン州の大きな森の中にある小さな丸太造りの家に住む
小さな女の子ローラとその家族の日々の暮らし。

冬が来ると森は雪に覆われローラと姉のメアリーは一日中家で過ごすので
この辺を思い浮かべてひきこもり本として読み返してみたんですが
意外にクリスマスパーティー、大人数でのダンスパーティー、
馬車に乗って町へ買い物に、など華やかなイベントも盛りだくさんでした
(なぜかあんまり記憶に残ってなかった)

食事の事など色々詳しく書いてあり
序盤の家中に保存食をぎっしり蓄える所が特に楽しく
肉を燻製やソーセージにしていく過程が細かく書かれていて興味深いし
自分も保存食が作りたくなります。

お菓子で印象的だったのがおじいちゃんの家で作るメープルシロップの
サクサクのメープルシュガーをかじったり
鍋でシロップを作っていて、雪を乗せた皿を台所に持っていってシロップをかけてもらうと冷えてキャンディになり
「みんなは冷えるのを待ちかねて口にはこんだ」というやわらかいメープルキャンディ!
めちゃくちゃおいしそう。

暮らしや食べ物、家族の楽しそうな様子を読んでいるといいなーと羨ましくなりますが
お父さんは雪の中でも狩りに行って銃の弾まで自分で作ってるし
お母さんは保存食作りに料理に、服を縫ったり帽子を編んだり
洗濯機とかの家電もない上に
子供の世話もして赤ちゃんも見て……
大変すぎる……

あと、風呂が週1なんていや……。
安息日には仕事をしてはいけないどころか笑ったり騒いだりしても駄目というのも地味にキツイ。

基本的には仲の良い姉妹だけど、姉のメアリーの髪が金色でローラは茶色で劣等感のある下りや
お父さんがローラたちの前でよそんちの子供を悪く言うのなんかはちょっとシュンとしてしまいます。
どこの国でもこういうのは変わらんもんですね。

やっぱり自分は寝転んで本読むのが一番。
スローライフ!

物語はまだ続編がたくさんあります。
私が持っているのは角川のペラっと薄い文庫本なんですが
最後の短いあとがきでその後の続刊のストーリーを、ああなってこうなってどの作品でローラが○○しますなどとズラズラとネタバレがあるので注意。
続きも新鮮に読むためにはあとがきのページ貼り付けておかないといけませんね!

| | コメント (0)

2020年5月17日 (日)

【ひきこもり本】ターン

ひきこもり環境本再読シリーズ第三弾

ターン/北村 薫

交通事故で車ごとひっくり返った……と思った次の瞬間、自宅でうたた寝から目覚めた版画家の女性。
自分にも車にも事故の形跡はなく、日付は事故の前日だった。
ところが、目覚めてからは何処に行っても人の気配がなく
翌日の同じ時間、再びうたた寝から目覚めた瞬間に戻ってしまう。


誰も居ない世界で同じ一日を繰り返すこの状況!
どこでもなんでもやり放題ヒャッハー!

……なんていう感じではなく、現象の事をあれこれ考えて検証したり
誰も居ないスーパーでも服屋でも律儀に料金を支払ったりと
なかなか上品な女性が主人公です。
君はこう思った。とかいう謎の二人称解説口調と脳内会話は
このねえちゃん誰と喋ってんの?とクセがありますが
とりあえず流して気にせず進みましょう。

人間どころか虫や動物も居ない静寂世界
ドラえもんの道具の鏡の中の世界に入るやつみたいですね。
鏡が割れちゃって帰れない!ってやつ、結構怖かったな~。
まあスモールライトであっさり解決するんですけどね。って何の話してんだ!どうでもいいわ!

記憶は消えず蓄積されますが
どんな行動をしても元の状態に戻るので
作業や日記とかの積み重ねが出来ないのがつらいところ。

でも勝手に元に戻るので、怪我をしても持ち越しなし
盛大に料理作ったり散らかしても片付けなくて良いし
大暴れして破壊の限りを尽くしても直るし
お店の物とか食品関係の劣化が1日分しか無いからその点は少し良いっちゃ良いですね。
店も道路も貸し切りで遊び放題!
人の家とか普段入れないお店のバックスペースとか見たい!
でも理想のアジトを作っても1日だけでパア!
やっぱヤダ!
(この小説ではそんな変な事はほとんどしてません)

主人公が虫の声のCDを流して眠ったように
動物も居ない世界は静寂すぎてキツイですかね。
しかも100日以上そんな状態が続いたらさすがにやりたいことも尽きるかなあ。
ちょっと前の時代だからネットフリックスとかも無いし!
新幹線とか飛行機も動かないのであんまり遠くにも行けないし!

そしてその日たまたま入れ方が悪くて冷蔵庫のドアを開けるとスライスチーズが落ちる描写があり
(あるある!やっぱりどこのご家庭でもチーズって落ちてくるもんなんですかね!?)
主人公は毎日が同じ1日だから、最初に開ける一回は絶対にチーズが落ちてくるという軽い地獄

起点の日がコンディション悪いと最悪だな~!
車のガソリンが残りわずかとか、
前髪がちょうど目に入って邪魔な時とか爪が欠けててひっかかる時とかにループに入ったら
戻る度に切ったり同じ行動しなきゃいけないし……。

どんだけ長々書いてんだって感じですけど
その辺は特に問題なく流して、
ある日主人公と元の世界で小さな繋がりが発生し
不思議な物語が進んでいきます。

こんな風に自分なら何するかとかあれこれ考えて読み進んでいると……
なんだよ!ロマンチックラブストーリーじゃねえか!バカヤロー!
いや、別にいいけどさ!
再読なので話の筋は記憶にあって
人の居ない世界は強く印象に残っていたんですが
重要な人物との交流の部分はなぜか全然覚えてなかったので
意外と新鮮に読めました。
でも全体的に静かに進むのに最後の方は嫌な急展開でゴチャゴチャしてちょっと蛇足的だなと思いました。
終盤にかけてなぜか主人公の印象が悪くなってきてちょっと嫌いになっていく感じ。
最終的にはまあまあ良かったねという感じにまとまりますが
ある登場人物のせいでなんか嫌な読後感が混じったなと残念な気持ちです。

男女の運命的な出会いがストーリーの肝なんでしょうが
作ったものが蓄積されないとか、今で言う「いいね」が無くても
自分がやりたい事ってなんだろうという事を考えてみるのも良いでしょう。
私は何と言っても人が居ない世界で何するかを考えるのが楽しいです。
数週間ぐらいならこの世界に行ってみたい。
虫に刺されないで山に遊びに行ったりした~い!
頭悪そうな感想~!

| | コメント (2)

2020年5月 2日 (土)

【ひきこもり本】砂の女

ひきこもり環境本再読シリーズ第二弾

『砂の女/安部公房』
趣味の昆虫採集で新種発見を目指して遠出した男
話し掛けて来た地元の老人の世話で民家に案内され
穴の底で砂に飲まれる奇妙な一軒家で女の歓迎を受けるが、
翌日唯一の出入りの手段である縄梯子が外され閉じ込められた事を知る。


何もしなければすぐに砂に埋もれてしまう集落の一角で
砂を掻き侵食を食い止める役目を担わされた男
砂に飲み込まれる家に暮らし、毎晩砂を掻く女

砂に埋もれていく蟻地獄のような一軒家は
“壁ははげ落ち、襖のかわりにムシロがかかり、柱はゆがみ、窓にはすべて板が打ちつけられ、
畳はほとんど腐る一歩手前で、歩くと濡れたスポンジを踏むような音をたてた。
そのうえ、焼けた砂のむれるような異臭がいちめんにただよっていた”
という惨状で、座ったらノミの大群も登場
砂だらけな上に風呂もろくに入れない
ご飯を食べる時に砂が入らないように番傘をさす
寝ている間に自分に砂が積もる

吐いても吐いてもザラつく口の中の砂!
雑炊の茶碗の底に沈殿した砂!
肌にへばりついてかぶれる砂!

砂、砂、砂!!
砂の描写がもう。
あああっ嫌だあああ
ザラザラする!じめじめする!

旅立つ前にちょっとしたいたずら心で行き先を告げず、失踪匂わせ的な行動をしていたせいで
救助もあてにできないという絶望の状況で脱出の方法を探る男。

そして最後には……
え~……う~ん、まあ、んん……。ってな感じです。

かなり怖いというか嫌な環境の話ではあるんですが
表現が生々しく、ものすごく印象に残っていて
この家の事をたまーに思い出してしまう、ある意味トラウマ本に近いかもしれません。

読んでると何かザラザラしてるような気がして気持ち悪くなってくるので
窓を開けて空を見たり、ザラザラしない布団に転がったりしていると
自分の家最高だな!という気持ちになります。

でも読みながら寝たらめちゃくちゃ嫌な夢を見たので注意!

| | コメント (0)

2020年4月20日 (月)

【ひきこもりの友】南極料理人

引きこもり環境に良さそうな本の再読シリーズ第一弾。

春の良い時期に外に出られないのは辛いものですが
もし「外」が−50℃以下で一面氷の世界だったら。
それは現実にある“南極観測隊”の世界!

そんな南極観測隊の越冬隊調理担当の著書

『面白南極料理人/西村 淳』
二度の越冬隊参加を経験した著者の料理の工夫や仕事の様子の面白エッセイ。
冷凍や乾物などまとめて運び込んだり前の隊の残していったものから
毎日十数人に食事を作る南極料理人。
途中の補充不可能な中での足りない食材余った食材
困難なリクエストもアイデアで乗り越えながら作り出される料理の数々。
(私の持っているものは第二弾の『面白南極料理人 笑う食卓』でした)


『南極料理人』として映画化もされていて
おっさん達がわちゃわちゃするコメディで軽い気持ちで見られます。
GYAOで無料配信中!ですが23日まで
(残り僅かのタイミングで紹介してすみません)

※映画を見る際は必ず家にインスタントラーメンがある事を確認し、
出来ればおにぎりも作っておく事をおすすめします。

ラーメン大好きな隊員が夜食にラーメンを食べすぎてラーメンのストックが底を付き、
具無しで良いからとにかくラーメンを!と食べたがるが
食材の補給はできないし、「カン水」が無くて麺が作れない。
そこに別の隊員が知識と元素記号で
「ベーキングパウダーに水を混ぜると炭酸ガスが発生し、そこに塩を混ぜるとカン水に近いものが出来る」
と提案し無事に手打ちラーメンが完成。
仕事のオーロラの観測そっちのけでラーメンをすするというのが印象的でした。
ものっすごくラーメンが食べたくなります。
(本にもそのモデルとなったらしきラーメン大好き隊員の大食い話が載っていますが
越冬隊終了後、胃潰瘍で胃袋の何分の一かを切除することになったという悲しいオチが……)

棒に刺した塊肉に火をつけてるやつ「こんな事が本当に出来るのだろうか?」と思ってたら本当にやっててびっくり。
本ではステーキじゃなくて薄切りにして牛のたたきとして出していましたが。
伊勢海老の件は本と映画で全く違うエピソードでした。
見比べても楽しいですね!

最近ドラマ化もされていたようで(こちらは未見)、アマゾンプライムビデオで見られるみたいです。


こっちは『面白南極料理人』


さて本の方、『面白南極料理人 笑う食卓』
こちらは第二弾で前作は未読でしたが映画の元になったエピソードも多数あり、逆に第一弾には何が書かれているのかというと、
まえがきによれば前作はダイジェスト版で、レシピも結構いい加減らしい。本当かな?(笑)

この『面白南極料理人 笑う食卓』
各エピソードにレシピが付いているので
実際に作ってみることも可能なのです(たぶん)

意外と簡単そうでやってみたい
「雪上車のわがままリクエスト」の炊飯器で作る中華ピラフ
アイデア料理では
「楊貴妃の涙」の(皮で包む作業が間に合わず、即興のアイデアで片栗粉をまぶして蒸し上げた)皮無しシュウマイ・楊貴妃の涙
「南極名物ニ泊三日鍋」の、残り汁で次々出来る三種の鍋と最後のカレー
あと、ラーメンの上に乗せる簡単チャーシュー食べたい!
……などなど31のレシピが掲載されています。

他にもスルメを調味液に漬け込んで柔らかく復活させる方法やガーリックトーストの手軽な作り方などの小ネタもあるのでちょっと試してみたくなりますね。

引きこもりのお供に『面白南極料理人(笑う食卓)』
−50℃の氷に囲まれた世界で作業する隊員たちに思いを馳せつつ
あったかい布団の中で読んでみてはいかがでしょうか。
外出自粛で家族の食事作りに悩む人にもヒントになる……かも?

ちなみに、原作の著者のイメージは豪快面白おじさんであり、1ミリも映画のニシムラくん(堺雅人)がよぎる事はないので
映画の堺雅人が素敵だわ!原作も読んでみようかしら。系の方にはあまりおすすめしません。

| | コメント (2)

«サバイバル精神を鍛えよう