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2010年2月12日 (金)

本【理由/宮部みゆき】

宮部みゆき「理由」

荒川区の高層マンション「ヴァンダール先住北ニューシティーウエストタワー2025号室」で事件が起きる。
落下して死んだ男性を始め、2025号室内には3人の遺体が発見されたが、
亡くなった4人は当時入居していると思われていた家族ではなかった。

入居していたはずの家族は何処に行ったのか。
亡くなった人々は誰なのか。
事件がはなぜ起きたのか。

諸々の「理由」をドキュメンタリーのようにとき明かす。
カード破産の「火車」に続き、今回は競売物件のしくみが書かれています。

まず思うのが、“ヴァンダール先住北ニューシティーウエストタワー2025号室”
この長~い名称が文中に頻繁に出てきすぎ!

Photo
序盤のページ。
赤線の所が全部ヴァンダール先住北ニューシティーです。
マジですよ。
むしろ、もっと多く出てくるページもあるかも。
マンションの名前を短いものに変更すれば本の厚みが変わりそう。

ドキュメンタリー調なので、ほとんど人物にインタビューをしているような書き方をされているんですが、
住民、亡くなった人の家族、事件に関連のある人、事件に関係がある人に関係がある人
……沢山出てきます。そして、この人々の家庭環境がこれまた細かく記されている。
架空のサンドイッチ屋の繁盛うんぬんを掘り下げられてもねえ……。
現実味をもたせて物語に引き込みやすくなっているのかもしれないんですが、
なんだか編集前の資料を見ているような気分。
章ごとに違う家族に行ったり戻ったりして、その度に説明が挟まったりとかなり冗長。
同じ人物の事でも語る人によって印象が違ってくるのは確かにリアルだと思うけどね……。
各人の小糸静子フルボッコには虚しさを感じました。

映画化もされているので、読んでから見ようかと思ってたけど、
これはあんまり見たいと思わないなぁ。
映像にして映えるような話でもないし、第一見せ場がない!
読んでいる間も、ほとんど盛り上がる箇所がないので挫折しそうでした。

最終的に説教くさいセリフで終わるのも嫌だなぁ。
最後、せっかくの(?)幽霊話を説教の種につかうなよ!と。

900円高いよ……。

これで福袋当たらなかったら泣ける。

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