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2010年4月12日 (月)

本【人形はこたつで推理する/我孫子武丸】

人形はこたつで推理する/我孫子武丸

なんだろう、このふざけたタイトル……
なんて思っていたら、あの「かまいたちの夜」の我孫子武丸じゃないの!
しかも、読んでみたら本当に人形がこたつで推理してました。

主人公は幼稚園勤めている20才の保母さん妹尾睦月(せのお むつ通称おむつw
幼稚園のクリスマス会にて腹話術師の朝永嘉夫に出会う。
園長に頼まれて嘉夫のアパートにお礼を届けに行った睦月は、
嘉夫と人形、鞠小路鞠夫(まりこうじまりお)の秘密を知る事になる。

短編4話収録。
「人形はこたつで推理する」
「人形はテントで推理する」
「人形は劇場で推理する」
「人形をなくした腹話術師」

あとがき、文庫版あとがきは我孫子武丸
解説は夏来健次

女の子の視点で書かれている訳ですが、性格がサバサバしていてコミカルなので違和感なく読めました。
良い意味で一昔前のラブコメちっくな睦月と嘉夫とそれを茶化す鞠夫。いいトリオです。
アニメでやっても良さそうだけど、腹話術人形が推理って言うのは絵的に地味だからやらなかったのか、どうなのか。
最初の「人形はこたつで推理する」は、幼稚園で起きる事件を解決するものなので、
人死にが出ず、ほのぼの楽しめました。
次の話では普通に殺人事件が起こっていましたけど。

推理の部分はほとんど鞠夫の独壇場で、いくつかの情報を元に瞬時に事件を解決しています。
安楽椅子探偵ならぬ炬燵人形探偵ですね。
嘉夫もちょっとはがんばれ!

短編集なので読みやすい反面、ちょっと物足りない感もありますが、
「物足りない」と言うより「もっと読みたい」だけなのかもしれません。
続巻もあるので、また読もう。

久しぶりにラブコメ的な物語を読んだので楽しかったっていうのもありますが、
過剰なツンデレや萌えのない、昔ながらのラブコメ、好きです。

なんだかラブコメ漫画が読みたくなったぞーー!

時期的にはこの本より後の漫画だと思うんですが「あやつり左近」を持っているので、なんかあの絵で再生されてしまった。
キャラ的にも似てる感じですが、あやつり左近での人形「右近」と鞠夫は性格こそ似てるけど頭脳のほうは……。

キャラや設定がしっかりしてる分、こたつ人形の方が好きかなぁ。
「あやつり左近」はオカルト風味なので、あれはあれで良いけど。
絵が小畑健なので綺麗ですし。

正式には「人形(からくり)草紙あやつり左近」なのですが、アマゾンのリンクのタイトルが、
ただ「人形」に……。略しすぎ!なんかこえーよ。

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