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2010年11月16日 (火)

本【瞬きよりも速く/レイ・ブラッドベリ】

瞬きよりも速く/レイ・ブラッドベリ

21編収録の短編集。
収録数は多いが、一編が短くテンポも良いのでさらっと読める。
それぞれ違った味のある作品ですが、数が多いので、
特に気に入ったもののあらすじと感想だけ。

「 ザハロフ/リヒタースケールV」
かつての災害の裏に隠された、建築家達の巨大な陰謀!

「またこのざまだ」
家の前で毎晩繰り返される映画のワンシーン

おばあさんのドキドキが伝わってくるような良い話です。

「石蹴り遊び」
普通の青春小説といった感じですが、朝の空気や自然の描写が良い。
大人の階段のーぼるー♪

「フィネガン」
森で行方不明になった子供が体中の血を抜かれて発見された。
犯人は……

扉の収集家って設定がすでに好き。
そして恐ろしく巨大な……

「優雅な殺人者」
表向きは仲の良い夫婦、実はお互いを殺そうと企んでいる。

夫婦が面と向かって殺しの計画を練り合い、周囲では怪我人が出、メイドが死に……。
“仲良くケンカ”の高レベル版。コミカルだが、巻き込まれたらたまったものじゃない。

「墓場の土」
“無料の土”の看板を見て墓場を訪ねた青年に老人が語る奇妙な話。

ちょっと怖い話?
無料でも遠慮してしまう土がもたらしたもの……それは!

「九年目の終わりに」
結婚してから九年目が終わる朝、妻が夫に告げた別れ。
“細胞から睫毛に至るまで全てが新しく生まれ変わった”と言う妻は出て行こうとする。
その時夫は……

夫の「ちょい待ち!」に笑う。爽やかな夫婦ですね。

「交歓」
青年が20年ぶりに訪れた街は変わってしまっていた。
図書館と司書を除いて……。

ちょっと感動的な話。
あぁ、自分も図書館に通っていれば良かったのに。

「失われた街道」
ドライブ中に見つけた旧道に入り込んだ家族。

なんだかせつない忘れられた地。
最後はCMみたいな滑稽さがまたせつない。
関係ないけど、オレンジクラッシュってうまそうだ。

他にも、
「芝生で泣いてる女」や、
見た目美しい青年が実は爺、な「究極のドリアン」
タイムマシンで作家を尋ねる「最後の秘跡」
鳥が囀るメロディで作曲家「レガートでもう一度」
等々、少し不思議で懐かしいような世界が短い中にギュッと詰まっている。
ちょっと怖いSFを期待して手に取った本でしたが、
思ったより「素敵なファンタジー」的要素が強く、これはこれで楽しめました。

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