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2011年7月13日 (水)

本【氷菓/米澤 穂信 】

氷菓/米澤 穂信

姉の命令で「古典部」に入部した事から、省エネ人間の折木奉太郎が
好奇心旺盛な女の子「千反田える」に付き合わされ、
どうでもいい謎を持ち前の“閃き”で解決する。

ラノベか!って思ったら、元は角川スニーカーらしい。

“省エネ”なので、基本的に面倒な事はしたくない奉太郎と、古典部員(名家のお嬢様千反田える、奉太郎の友人福部里志、里志に惚れている井原摩耶花)が
千反田が気になったことを主人公たちが解き明かすのが主な流れで、千反田の伯父の謎がメインの話。
まー、どれもこれもどうでもいい話で、スローンと何とかカントカってDSソフトを思い出した。

ハラハラとか、続きが気になるとかは一切無いけど、だからこそ安心して読めるかも。
普通の学校が舞台になっているのでわかりやすいのも良いのかもしれませんね。
大した事がないのがむしろリアルな学校生活って感じか。

ちょっとひねくれた男の子と清楚な見た目の女の子が謎解き、というと、
どうしても乙一のGOTHを連想してしまいますが、GOTHから毒を抜いた感じ?
毒が抜けてるというか、本作はキャラが弱い気がする。
弱いというか薄いというか、千反田とかはもっとぶっ飛んでても良いし、
主人公以外の内面がほとんど見えてこないのも原因かと。
雰囲気はなんとなく面白い感じだし、映像化もしやすそうだけど、アニメ・実写化するにはパンチが足りない気がします。
関係ないけど、模擬店なしの文化祭で5日間って何するの?

しかし、気だるいような、少しひねくれた言い回しとか、時折小難しい単語を入れたりするのがラノベの掟なのか?
語彙の披露は別に良いとしても、キャラの名前が読みにくいのは嫌だ。
折木は「おれき」ひらがなで呼ばれるまで「おりき」って読んでたし、
井原は「いら」 いはらでいいじゃん!
「千反田」なんて一発で変換できなくて「チタンだ」ってチタンを発見した人みたいになるし、
遠垣内(とおがいと)なんて読めねーよ!
何かこだわりがある名前なのかも知れないけど、どうも好かん。
読めない名前とか、間違えやすい苗字は読む流れが止まるから嫌だ。
「福部」ですら「ふくべ」で合っているのか不安になって冒頭部分を読み返しちゃったりするから嫌だ。

あと、「不毛です」
「一年に二回植えるやつか?」
「それは二毛作です」
みたいな面白くもない掛け合いはサムいのでやめてほしい。
一番嫌なのが最後のあとがきで、著者本人が「友人と寿司を食べに行って、帰ろうと車に乗り込んだら
運転手の友人が車を発進させない。食事時なので駐車場には他のお客さんの車が次々に来て迷惑になっている。
早くしろと促しても一向に車を出さない友人はどうしたのでしょうか」みたいな事が書いてあって、

「この答えはまた次回。次回があればいいのですが」

おい。

 
……おい。

シリーズモノならカバーに書いとけよ!知らずに買っちまった!
本編は普通に終わってるのにあとがきの下らない近況風問題を尻切れで掲載するなんて……!

続きは値段も500円越えてるし、積極的に読もうとは思わないかな……。
車を出さない友人は……どうでもいいな。

追記/車を出さないのは、座敷に座って足がしびれたというのが理由らしい。
知恵袋的なもので見かけたので本当かどうかは分からない。

角川文庫のハッケン君ストラップをもらったら、アイスにハッケン君がくっついたやつだった
「氷菓」を買ってアイスのストラップ……ふふ、ちょっと洒落たな。
ちなみに、今年のストラップは緑の袋で中身が見えないので探りにくそう。
店によると思いますが、今回は店員が選んだ物を手渡された。

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