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2011年10月22日 (土)

【絵本】どうぶつえんができた

突然ですが、私は絵本が好きです!
昔読んだ絵本を読み返してみると、もう、面白いのなんの。
幼少期の私が爆笑して繰り返し読んでいた本が、
周囲ではあまり知られていないようなのでご紹介。

5~7歳児向けとなっていて、絵本というか児童書?
たぶん有名だと思うんですけど、
5~7歳児でも絶対にどこかしら突っ込みたくなるはず。

「どうぶつえんができた」
(作、寺村輝夫 絵、和歌山静子 )

おむくんが、とむくんに いいました
「ねえ、とむくん どうぶつえんをつくろうよ」

Photo
突拍子もなく、しかもファックのポーズをしている(ように見える)おむくんの提案に
とむくんが賛成する事から物語が始まります。

色々あって、二人は別々に旅立ちます。
とむくんは好きな動物を、おむくんは象を捕まえる約束です。
“山をこえ川をこえ、うんと遠いところへ”と急ぐおむくん。
ゾウまで陸続き……さては日本じゃない……!?

一方とむくんはその辺でぶらぶら動物を探し始めると、
早速何かの「たまご」を発見!

「おおきなたまごでした。にわとりのたまごではなさそうです」
これは重要な伏線!

とりあえず持って歩いていくと、ネコが登場。
2
とむ「やあ、ねこくん。ぼくと一緒においでよ。動物園を作るんだ」

ねこ「ぼく、おなかがすいて歩けないよ。
とむくんが持ってるたまごをくれたら一緒に行くよ」

あ、喋れるんですね。“捕まえる”っていうか勧誘だね。
“とむくん”って名前知ってるってことは知り合いか?


たまごをあげると、ペロッとまる飲みして腹を満たしたネコが仲間になったのです。
が、

少し歩くとイタチが居て

「ぼく、おなかがすいて歩けないよ。
とむくんがつれているねこをくれたら一緒にいくよ」

とむくんはネコをあげました。

えっ!?
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※画像はイメージです

そして丸飲みにされるネコ。
とむくん……ネコに対して何の感情もないのか!
目の前で商談が成立した時のネコは一体どんな気持ちだったのか……ブルブル
にわかに残酷わらしべ長者の体を成してきた物語はまだまだ続きます。

次はキツネが「おなかがすいて歩けないよ」
キツネがイタチを丸のみ
その次はクマが「おなかがすいて」
クマがキツネを丸のみ

そしてトラが「おなかが……」

いままでホイホイ動物を与えてきたとむくんもさすがに考えます。

「クマをあげたらペロッと飲みこんじゃうだろうな。
そんなことをしてたら、いつまでたっても動物が集まらない」

そもそもトラがクマを丸飲み出来るのか
とにかく今回とむくんは
「クマはあげないよ」

トラ「うおーっクマをくれなければとむくんをのんじゃうぞ!」

うおーっ!!
「とむくんはびっくりしました。のまれたらたいへんです」
余裕を感じさせる文章。大変どころの騒ぎじゃないような……
でも、ネコやキツネには毎回やってきた事だぞ!
「あげるよ あげるよ」
そしてペロッと飲まれるクマ
「しばらく行くとライオンに会いました」
「やあ、ライオンくん。僕と一緒においでよ。動物園を作るんだ」

ライオン「おなかがすいて(以下略」

全く学習していないとむくん、またしても考えます。
丸飲み、集まらないうんたら
「トラはあげないよ」

先程と全く同じ展開でトラをあげることになり、結局丸飲み。
そしてしばらくライオンと歩いていると、
新展開!
「がおー ごおーっ。ぼくは、まだおなかがいっぱいにならないよ。
とむくんをのんじゃうぞ」

「たすけてくれっ」逃げるとむくん
3 良い逃げっぷり……(笑)
絶体絶命!どうなるとむくん!

お話の途中ですが、おむくんと中継が繋がっていまーす。
おむく~ん。

「川を渡って、森を抜けて、山を登って
ずっと向こうにいったらゾウがいました」

……あっさり言うね。

ゾウ「ぼく、おなかがすいてあるけないよ。
なにか食べ物をくれたら一緒に行くんだけど……」

おまえもか!
飢餓が深刻!

おむ「いま、ここには何にも持ってないよ。
だけど、きみは動物園の人気者になるんだぜ。
食べ物なんかいくらでも貰えるさ」

「ゾウは喜んでおむくんを背中にのせました」

あっさり!なんか、オツベルと象を思い出すなぁ
おむくんの喋り方も“さ”とか“だぜ”とか、何となくペテン師のようだ。

ゾウに乗ったおむくんが町の方に行くと、
皆さんお待ちかね
「きゃーっ!たすけてくれぇ!」
と、ライオンから逃げるとむくんの姿を発見

おむくんの命令でゾウが鼻を「びしりっ」とうちつけ、
あしで蹴飛ばしてフィニッシュ。
ライオンがゴロゴロ転がった先には
4 大迫力のカラー
おおきな口のカバ!

ライオンは、カバのお口にホールインワン!
しかもこのカバ、ライオンを食ったくせに、
おむくんの誘いを“面倒だから行かない”と断る。

これでとむくんの集めた動物はゼロになり、
敗北者とむはゾウの檻を作る奴隷と化す。

しかし、物語はまだ終わっていなかった!!
再び現われて暴れるカバ!
いったいカバの身に何が!?
おむとむのどうぶつえんをつくるという大きな野望は、いったいどうなってしまうのか!

衝撃の結末はあなたの目で確かめて下さい!

チラッと見せると……
5
なぜか皆さん素敵なまつげをお持ちで……。
あ、右下にいるのは……!?

図書館などで見つけたらぜひ読んでみて下さい。
緑色の表紙が目印です!

どうぶつえんができた (日本の創作幼年童話 1)

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