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2012年1月21日 (土)

【食べ怖】禁断の美食編

食べ物に関する怖い話

【禁断の美食編】

山の霊異記 赤いヤッケの男/著・安曇潤平


「究極の美食」

山の怪談を集めた短編集の中の一編で、ざっくり言うと、
キノコ狩りに行ったら気配を感じて、後々話を聞いたら
同行者の死んだ友人が一緒に来てたんじゃねーか、てな話です。

その同行者が道々話していたのが、
キノコマニアの中には毒キノコを進んで食べる奴が居るということ。
なんでも、中枢神経に作用する毒キノコを選んで食べてはトリップするそうだ。
やばいラインというか致死量を熟知した専門家にはこういった趣向を好む者が多いらしい。
(本当かよ……)

何が究極の美食なのかと言うと、
話は戻って同行者の“死んだ友人”の死因が毒キノコなのですが……

元々病弱だった青年が、将来を悲観して自殺を考える。
しかし、痛い・苦しい死に方は嫌だ。
最後くらい幸せに死にたい。
日頃から毒キノコトリップを楽しんでいて、キノコに詳しい彼が行き着いたのは、

猛毒のドクツルタケを食べて死ぬ事。

世界三大毒キノコのひとつ「ドクツルタケ」
死の天使とも呼ばれるほど、その立ち姿は優美であり、
傘、ひだ、柄とも、美しい半透明の白色をしている。
猛毒で、一本から二本で大人ひとりが数日のうちに死に至るという。
誤って採取した人が毎年命を落としているが、食べた人はほとんど亡くなっているため
その味については彼も聞いたことがなかった。

「いったいどんな味のキノコなのだろう……。
もしかしたら、とてつもなくうまいキノコなのでは……」

数日後、ベッドの上で、すでにこと切れた青年が発見された。
彼の部屋には、灰の後始末が丁寧にされた七輪があり、
冷えた焼き網の上に一枚の便箋に綴られた短い遺書があった。

「ドクツルタケを 六本ほど いただきました
この世のものとは思えぬほど すばらしい食感と香りで
たいへんおいしくいただけました さようなら」

 
くうぅ、そんなにうまいんか、ドクツルタケ……。

ドクツルタケ - Wikipedia

その毒性は1本(約8グラム)で1人の人間の命を奪うほど強い。
摂食後6 - 24時間で腹痛、嘔吐、コレラのような激しい下痢が起こり、1日ほどで治まり24 - 72時間後に肝臓や腎臓機能障害の症状として黄疸、肝臓肥大や消化器官からの出血などが現れる
胃洗浄や血液透析などの適切な処置がされない場合は死に至る。死亡率も高い。


すっげー苦しそうなんですけど!!
そもそも食おうとしてないけどね!

昔、絵本だったと思うけど、リスが毒キノコを食べてぶっ倒れて、その後回復してからも毒キノコの味が忘れられず……みたいな話があったなぁ。
最後は家族崩壊寸前までいったけども、どうにかしてキノコへの執着を断ち切ったんだったかな?
とにかくダメ、ゼッタイ!

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