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2012年6月25日 (月)

【本】トイレの花子さん

昔の本を漁っていたら、また良いものがでてきましたよ。
その名も『トイレの花子さん』
いつも書いてるアノ花子さんとは関係ないのであしからず

さてさて、この『トイレの花子さん』
「花子さん研究会編」KKベストセラーズより発行されています。
……花子さん研究会ってなんか楽しそうだ。
持っていたのは3巻だけでしたが、5巻まであるようです。

すべて小説形式の短編で、最初の方こそ「花子という人が死んだ」とかで
チラホラ「花子さん」が出てくるものの
中盤あたりからは一切花子さんに関係ない話。
表紙が暗く挿絵も白黒で地味だが、ほんのりグロい話があったりして……

一番印象に残っているのがこのイラスト
Photoきもい……

「校庭にひそむハナコ菌」

ある学校の校庭で、花子という女の子が転び、
破傷風にかかって亡くなった。

やがて校庭は舗装されたが、学校では怪現象が絶えず
「花子のしわざ」として長年噂されていた。

ある時、校庭の舗装を張り替える事になり、
工事中、舗装が剥がされている校庭への立ち入りは禁止された。

しかし、A君と友達は、他に遊ぶ場所もないし、
土の状態になっている校庭を見てみようと、こっそり入り込む。
遊んでいる内に、A君が転んで足から血が出てしまった。
保健室に行くと勝手に校庭に入った事がバレてしまうと思い、
そのままにして遊んでいる内に忘れてしまった。

数日後、A君の足の傷は大きなかさぶたになった。
ところが、かさぶたの下がもぞもぞと妙にむず痒くてたまらない。
耐えきれなくなったA君はかさぶたを半分剥がしてしてしまう。
すると、かさぶたの下にはびっしりと白いキノコが生えていた。

痒さと痛みは足の全体に広がり、
あっという間に両足がキノコに覆われて真っ白になっていた。
さらに身体中をモゾモゾとキノコが這っている感覚でA君は気を失った。

次の日、目が覚めるとキノコは無く、
かさぶたが剥がれかかっているだけだった。

このA君、あれは何だったのかと興味を持ち、
その後医療の道へ進んだという……。

一応夢オチなんですけど、キノコ嫌だよ~!
破傷風の方が洒落にならないかもしれないが……。
耐え切れないムズ痒さっていうのが、読んだだけで体が痒い!

痒い話がもうひとつ。

上履きを忘れた子が、使われていない下駄箱にあった上履きを借りた。
しばらく履いていると足が痒くなってきて、
ついには全身が耐えられないほど痒くなり倒れてしまう。
保健室で目が覚め、上履きの事を先生に話すと
上履きは、以前下校中に亡くなった女の子のものではないかという。
その子は学校裏の崖で足を滑らせ、薮の中に落ちてしまい、
身動きが取れないまま助けを呼ぶ事も出来ずに衰弱して亡くなったそうだ。
女の子の体には無数のやぶ蚊に刺された痕があった……
という話。

亡くなった子は、もちろん花子。
可哀想だしかゆいし……。

冷蔵庫に入って出られなくなって死んでしまった子(花子)が給食室を走り回るとか、
惨殺のあった家に肝試しに行って惨殺シーンの白昼夢を見るとか。
他には、イジメが引き起こす系の怖い話が多い印象。

地味ながら、なかなか印象深い『トイレの花子さん』でした。

トイレの花子さん〈3〉キミの学校を恐怖が襲う (ワニの本)

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