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2012年7月26日 (木)

【本】新耳袋‐現代百物語第六夜

新耳袋‐現代百物語第六夜


一日で、しかも音読で読みきってやりましたよ!
夜中に声を出すと近所迷惑になるので
夕方のちっとも暗くない時間帯からボソボソと読んでたんですが
も~、つらいつらい。
普段家で声を出す事なんて無いから、喉が痛くてしょうがない。
あと、関西弁の台詞が多くて「~しとんねん」とか、
喋った事もないエセ関西弁で音読するのが微妙に恥ずかしかった!(誰も聞いてないけど)

今までにも何回か一人百物語をやっていますが、特に何か起きたことはありません。
一度位はネタになるような怪奇現象を体験してみたいものです。

読み進むにつれて日が暮れるし、雰囲気はばっちりだし、
なにより今回は音読しているので、自分の声がモソモソして気持ち悪いというおまけ付き。

順調に読み進めていると、ある一話で
一人暮らしの老人が自宅玄関の前に座り込んで通りを見ている。
毎日玄関前に座ってるようになり、近所の人たちも気味が悪くなってきた。
ある日抗議に行くと、その日は玄関に居らず、戸を叩いても応答がない
裏にまわってみると何やら悪臭がする。
実はその老人、近所の人たちが玄関前に座っているのを見始めた時期には
既に家の中で亡くなっていたのだ。

という話の、この老人が住んでいる家が、立地の関係とか何かで「三角」の形をしているそうで
冒頭の「この家は三角形をしていた」という部分を読んだら、
背後の棚の上に飾ってあるフィギュアの所からカチャーって音が!
(小物が崩れただけ。たぶん扇風機の風のせい)
……心臓が止まるかと思った。

三角屋敷って、別の話だけど加門七海の本とかにも載ってたよなー。
あれは呪術みたいな、人間の怖い話チックな話だったけど……とか、ボケーと考えた後
無音のなかモソモソ読むのに耐え切れなくなったのでテレビをつけて賑やかにしてしまいました。

ただ単に扇風機の風で小物が崩れただけでマジビビりとは……。
もし本当に怪奇現象が起きたりしたら、裸足で家から逃げ出すんじゃないか?自分よ。
他に、飲み物の氷がとけてパキっという音でも死にそうなくらい驚いた。

第六夜の最終章の十数話は、すべて京都の幽霊マンションに関する話で、
その幽霊マンションに居る女性の霊の名前をうかつに口に出すとヤバい……的な話もありましたが
音読しても特になにもなし。

幽霊マンションの話、最終章全部使うほど要るか?
最初の話と、実際に住んでた人の話と、後日人に話したら色々あった程度で良いような。
泊まりに来た友人が~とか、同じような話がありすぎて、ほとんど内輪盛り上がりって感じです。
それまでが淡々としていただけに、余計「こんなすごい体験しちゃいました」ノリに冷める。
「男性にしか霊が見えない」と言ったと思ったら、別の話では泊まった女も霊を目撃するとか
「ホテルに霊が出る」と言って嫌がってる男に
「じゃあ家に泊まれば」と幽霊マンションに招待する女とか何なんだ?
お前の方が怖いよ!

この最終章が始まる前に著者の体験が書いてあって
仕事をしていると、窓も隙間も無い背後から風が吹いてくる
机の向きをかえても必ず背後から風が……
その事を人に相談すると
「最終章の原稿で“唯一紹介される女性の名前”を伏字にした方が良いのでは?」
と提案されたので、すべてアルファベットに置き換えた所怪異はぱったりと止んだ。

というものなのですが、これってどの女の人の名前を指していたんでしょう?
先に書いた幽霊マンションの“名前を出して話したら気絶した”とかいう話の女の霊は
自己紹介するシーンがあるし、普通に全部名前が書いてある。
何なの!みさおさん!

そんなわけで、6~7時間かけて無事読了しました。
今回も何事もありませんでした……

なので、今日「九十九怪談」の新刊(三巻)を買ってきました。
(角川のストラップもらったよ♪)
また今度一人百物語やろーっと。

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