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2019年8月22日 (木)

【本】鬼談百景/小野不由美

またまた怖い話の本を読みました。
夏だっていうのにあんまり怖い番組とかやらないから
私が一人で盛り上がっていこうと思います。
もう夏も終わりそうですけど……。

鬼談百景/小野不由美

淡白な語り口の短い話の連続で
隙間時間にちょこちょこ読むのにも向いてます。
新耳袋みたいな淡々とした短い話が好きならおすすめ。

一つ一つの話にはそれほど怖さがないものの
自分で体験したら結構不気味、何だったのか気になる……みたいな
誰の身の回りにも起こりそうなじわっとした怖さが良い感じです。
百物語的なノリの九十九話収録で、最後に解説で稲川淳二が
しれっともう一話語っているような気がしますが
読み切っても何事も起こりませんでした!

学校や子供時代といった、若い子目線の話が多めで
学校の七不思議的な話もあれば車で心霊スポットに行くような話もあり
変にグロに寄ったりすることもないので
わりと若い世代向けといった感じ。

尻切れ感のある話もちょこちょこあり、
友達が何かを見て、振り向くな!とか言って逃げるタイプのやつが
「逃げた」だけで終わってたりして、
いや、逃げ切った後何見たか友達に聞けよ!
「教えてくれなかった」とか「知らない方がいい」とかでもいいから
とにかく理由もなく聞かないで終わるのはおかしいだろ!!!
とか、どうでもいい所がちょっと気になる。

「街灯」という話は、ネタ的には好きなんだけど
ドラマチックさが逆に微妙かな。あまりにも作り話っぽい。
超センセーショナルな事件モノだと
実在するかどうか調べたら分かっちゃうんだろうし
実話のテイだとなんかモヤっとする。

自分が体験するなら……と思い浮かべながら読むと
「図工室から」くらいなら良いな。
合宿で学校に泊っている生徒たちが人が居るはずのない教室に人影を見て
ベランダに干してあった固まった雑巾が人も居ないのにパリッと落ちて
見えない何かが……
といった感じの話。

へばりついてるパリパリの雑巾が落ちるってのが良いですね。
ホラー関係ないアイテムが怖さを演出する話はなんか好きです。
あと、大勢で見れば後から騒ぐのが楽しそう。
「胡麻の種」では、“胡麻の種をまいて芽が出ないとその人は死ぬ”
……という驚愕の情報が得られました。なんだそれ!
来年はシソかゴマを育てようかと思ってたけどゴマはやめます。

静かな怖さで好きなのが「給水塔」
泣いている女の子を助けようとしたら、
女の子自体が得体のしれないものに思える瞬間のドキッとする感じ
結局何だったのかわからないけどじわっと怖さが残る感じ……
くぅ~!上手いっ!

直接見る系の「雨女」とかは怖すぎて絶対体験したくない。
雨の日、傘をさして田んぼの間の道を歩いていると、
後ろからバシャバシャと足音がして追い越していく女
水たまりに構わず歩くビショビショパンプス女……
荷物を持っていて傘を上げられない状況で足元を見ていると
女が立ち止まって……ぎゃあああああ!こわいいいいい!
寝る前に思い出しちゃうううう!!!
文章なのに、映像的にうわっ!って思う感じがすごい。

まあ、短いびっくり系って感じなので
ほん怖とかで有名人使った長いドラマの間の短いやつに良さそう。

そういえば、今年はゴローさんの「ほん怖」もやらないですね。
やったらやったで見逃したり、ドラマ長すぎとかこの設定いらねぇとか
アホみたいに文句をつけながら見てますけど(しょうもない人間)
やらないというのは寂しいですね!

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