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2020年8月

2020年8月30日 (日)

【映画】残穢―住んではいけない部屋―

小説版を読んで、映画にしても内容的に絶対地味だろうと思っていましたが、
見てみたら好きだった映画『残穢―住んではいけない部屋―』がGYAOで無料配信中!!
調べる事がメインなので実際地味なんですけど
「調べてみたらあの話がここに繋がる」というテンポが良く、飽きずに見られます。

あらすじ

実話怪談を扱う小説家「私」の元に届いた女子大生久保さんの体験談。
部屋の畳をホウキで掃くような小さな物音がするというものだったが、
同じマンションの別の部屋からも奇妙な体験談が寄せられていた。

ある出来事から首吊りした女性の存在を疑うが
部屋でもマンション全体でもそういった事件が起きたことはないという。
しかし、マンションが建つ以前を調べていくと……。


あの体験談の原因→その原因と思った出来事→似た話があるけど場所が違う、でも実は……
→あれもこれもここに繋がる!と、別々の物事のように思えた事がぽんぽん繋がっていく。
実際こんなにバチッと回収できたら調べ甲斐あるだろうなー、とか羨ましく思ってしまう。

すごく良いと思ったのが、自分がホラー映画で嫌いな部分がほとんどなかったこと!
声が小さくて台詞もなかなか聞き取れないのにビックリ音だけクソデカ、怖がらせるためにやたら行動が鈍い、
登場人物の行動が変で共感皆無、暗くて何もわからない、などなどの定番演出がほとんどない。
ビックリ演出よりじわじわ蝕む事に重点を置いている感じが良い。

小説版で歴史遡りすぎてややどうでもよくなったり、やや面倒臭かったうんちく部分がスッキリして、
なおかつ過去の事も再現映像が展開するので人物とか諸々の関係がわかりやすい。
逆に映像が付くことでしょぼく感じる部分や小説で印象に残っていたシーンが無かったりもしましたが
映画と小説と甲乙つけがたい。

ただ、自分は小説版で元々情報が補足されているので違和感なく見られましたが
情報なしに見た場合はもしかしたらちょっとわかりにくい部分もあるかもしれませんね。
その他どうでもいい点だと、映画では女子大生の久保さん(大学でミステリー研究会に所属)が小説家の先生たちとやりとりするのに冷静すぎると思いました。
小説版だと怪談を検証するメールから雑談が盛り上がって、というような経緯もあったと思いますが
まず小野不由美さん的な先生(明言されてないけど)からメールが返ってきたり
当人と小説家仲間(映画では名前変えてるけど平山夢明・福澤徹三)と直接会ったら心霊現象とかそっちのけで大はしゃぎしちゃいますよ私なら。
ホラーも書くけど怪談モノ以外の作品も面白いし好きなんですよあの3人。

私もあの3人となら心霊スポット行きたいです。
余談ですが、登場人物の作家さんをちょっと知ってるとさらに面白い。
主人公が小野不由美さんならこの旦那さんは綾辻行人さんか!!とか
平岡芳明(俳優・佐々木蔵之介)=平山夢明さんで、トークを見た事あるけど結構本人の雰囲気が再現されてる!!とか楽しかったです。
九州のオカルトマニア三澤徹三(俳優・坂口健太郎)を見た後にぜひ「福澤徹三」を検索してみて欲しいです。ズラリと並ぶ極道風のおじさんに背筋が凍ること間違いなし。
あっ、でも、一緒に心霊スポットに行くなら俳優の青年よりも絶対真の福澤徹三さんが良いですよ!(謎のフォロー)

もう一点、廃屋の調査、昼にやって!と思う。
怖がりたい目的の不法侵入じゃあるまいし
許可もらって明るい時に行った方が絶対わかりやすいのに
小さい懐中電灯持って夜中に行って、床でも抜けたらどうすんだと……
戸が閉まってて昼でも暗いっていうのならまあしょうがないけど……
ホラー的な雰囲気を演出するためには暗闇になるんでしょうけどねぇ。


そして映画では小説版より絶望感漂うラストが待っています。
小説版では穢れの伝播に対するちょっとしたルールもあり
なにより「まあ、影響受けないで普通に暮らしてる人もいるじゃーん」という風にも思えましたが
映画版の終盤では平気で暮らしているはずの人達にも確実に忍び寄っている、という演出の畳み掛けが怖かった!
隣の家族……!赤ちゃん……!何かを見上げる子供……!!!
編集部のシーンはかなり微妙でしたが。
煤までで止めておけば……。黒いやつだけは出てくる度に微妙な気持ちになる。
おばけがドーンと出てギャー!というより「本人たちは気付いてないけど実は……」の方が好きでしたね。
幽霊じゃないけど白黒写真の資料とか床下の人とかは気味が悪くて良かった。

ネットでレビューを見ると、概ね好評ではあるものの
やっぱり地道な調べもので時代も遡るのでわりと人を選ぶ映画のようです。
私はかなり好きです!
こんな感じの禍々しい調べ物しているうちに巻き込まれるようなゲームがあったらやりたいです。
現実では呪われたくないです。

先週テレ東で『最恐映像ノンストップ8』という番組を見ていたら
(今ならTVer、GYAOで去年の7と同時に配信中)
ちょうどこの映画が紹介されていて
本編の中に映り込んだ不可解な手と棒立ちする人(信号待ちの人じゃないのって思っちゃいましたけど)に加えて
編集していたディレクターが行方不明になったとか。
まあ……行方不明ネタは、本人や自宅、家族とかの状況がわからない以上どうとでも言えるし正直好きじゃないし、
その前にモキュメンタリー(ノンフィクションドキュメンタリー風に撮った創作モノ)らしい映画を本当の話みたいに放送していたのも引っかかりますが
映り込んだものに関しては映画の本編内でも確認出来るので確認してみてはいかがでしょうか!

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2020年8月23日 (日)

火球とおまけの話

先日8月21日の夜10時半頃の“火球”を微妙に見ました!!
薄いカーテン越しの目撃なので実際には光しか見てないんですけど
偶然窓の方に顔を向けていた時に明るいオレンジ色の光が空からキラキラッと落ちて行ったのが見えて
一瞬飛行機とかのヤバい事故かと思って焦りましたが違ってよかった。
実はいままで流れ星すら見たことがなかったのでめちゃくちゃ興奮しました!
先月の千葉に落ちた隕石の時は、広範囲で大きい音がして騒ぎになっていたらしいのに、
うちでは扇風機のブオー(音がでかい)にかき消されたのか
元々うちの辺りでは聞こえなかったのか全く気付かず残念だったんですけど、
今回はうっすら遭遇出来て嬉しい~。
いつかまた見られたらちゃんと肉眼で見てみたいですね。
でも近くに隕石落ちてきたら怖いな!

興奮のあまり書きましたが、それだけなので
オマケで去年起きた自分のまわりだけ少し盛り上がった不思議ばなしを付けておきますね。

【おまけ】
去年の7月上旬の夢の話
ある日、夢の中の自分の部屋で窓を見ると、外が音もなく真っ白い煙に覆われたようになっていて近くの建物も全く見えない状態になっていました。
びっくりして外を見に行こうと階段を下りたらなぜか入り口前に知り合いが居て声を掛けると
「今日誕生日だから唐揚げを買いに行こうと思ったのに!どうしよう!」とパニック状態で騒いでいるという夢でした。
結局何が起きたのかは謎のままでしたが
その夢が印象に残っていたので唐揚げで騒いでいた人本人に夢の話をすると
「なんで唐揚げwそこまで大好物じゃないw」という反応。
しかし夢の中で「今日誕生日」と言っていたそのからあげくん(仮名)の誕生日が10日後程度の近さで
「まさか予知夢……何か起きるのでは……」という雰囲気になってしまいました。

普段から災害やら飛行機の墜落やらの夢はよく見るし、そもそも霊感みたいなものは皆無で
昔、自称霊感持ちの人が「何かある。気味が悪くて使えない」とかほざいて言ってたトイレに普通に毎日入って平気だった人間なのに、ただ陰気なだけで周りから“予知夢を見そうな人”に思われていたようで反省しました。

そんなことも速攻で忘れ去り、からあげくんの誕生日も何事もなくスルーしてもう7月も終わるという頃
あるニュースが舞い込んで来ました。

「小惑星が25日午前に地球にニアミスしていた 落下すれば都市壊滅の可能性も直前まで気づかず」
https://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2019/07/20190730_01.html
“地球にもし落下していたら東京都全域に匹敵する広さに壊滅的打撃を与える可能性もあったという”
“地球に接近していることを初めて見つけたのはブラジルの観測機関で日本時間の24日午前だった”

そうです。
この、7月25日がからあげくん(仮名)の誕生日だったのです!

わー!!

別に何も当たってないけど!
いや、からあげは小惑星の暗喩ですかね!?(笑)
NASAも気付かなかった危機を察知した!とでもいえばちょっといい感じかな?っていうお話でした。


パニック映画をよく見るので災害系の夢はかなりよく見るのと
テレビの影響で芸能人の登場率も高く(普通の友達みたいに出てくる)
最近は某ミュージシャンが結構やばい犯罪で捕まるという失礼すぎる夢を見て、そっとその人のツイッターを確認したりしました。

こういう夢の話を記録しておいたらどっかで何かしら当たりそうですね~。

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2020年8月 8日 (土)

【本】山と村の怖い話/平川陽一

山と村の怖い話/平川陽一

短い怪談の詰め合わせ。
山の怖い話は近年ちょっとしたブームなのかよく聞くようになりましたね。
少人数で時には携帯の電波も届かないことから怪談との相性が良い山。
誰もいないのに足音とか、まあ、ありがちっちゃありがちですけど
自分が一人で山を歩いている時に……と思うとやっぱりちょっと怖い。そんな山の怖い話とその他諸々。

山の不思議
村の怪異
不吉な因果
伝説の謎
四章に分かれていて「山の不思議」は一応山に関する話がメインですが
他の章はややカテゴリー性が弱いというか、
呪いの藁人形があったとかヘビがうじゃうじゃ居る別荘とか
思ってた「村の怪異」とかのタイトルとなんか違うものも多い。

短い話が淡々と綴られるのは嫌いじゃないんですが
最初はどこで誰が体験した話という流れなのに
中盤になると津山三十人殺しのような実際の事件の薄いあらすじが出てきたりして
急にやる気が無くなったのか心配になる。

心霊スポットの雑な紹介だけな話も多く、
特に犬鳴トンネルなど「現在封鎖されているようだ」とか書かれていて、知らんのかい!調べて書けやい!
又聞きでも出どころが書いてあるものはまだいいけど、どっかで見たものを薄くしたような話が多いので適当にかさ増ししている感が否めない。
もうちょっと取材するなり考察するなりして独自の色を出すなりして欲しい。
山の怖い話に乗っかって企画したやっつけ仕事的な雰囲気をどうしても感じてしまう。
つまらないという程ではないけど……。

淡々とした短い話をたくさん読みたい人や
あんまり怖いのはダメだけどちょっと怖い話が見たい人などには良いですが
あちこちで怪談話を読んでいる人だと、かなり既視感のある話と知っている事件ネタが多いと思います。


農協仲間のバス旅行の話は面白かった。
旅行の帰りのおっさんが道端にあった石像をこっそり持って帰ったら
家族が立て続けに怪我など不幸に見舞われ……という話。

話の前半で酒を飲んで酔っぱらって暴れて旅館に怒られたとか
どうでもいい事がわりと細かく書かれているのもじわじわ面白い。
倒れかかっていて祀られている気配がないからと言ってお地蔵さんぽいもの持って帰るおっさん。
死ぬほどではないけど怪我したりしてアホな行動してちょっと痛い目をみるくらいのちょうどいい因果で良い(?)ですね。
おっさん本人以外の家族は大迷惑ですけどね!

夏になると世の中が怪談を欲するムードになるせいか、怪談欲が上がって来たな~。

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